リボルドウェからこんにちは。

オンラインゲーム「Granado Espada」の日々徒然日記です。

やることがないのでネタもなく、太宰の話でもしてみる。

「人は見た目が100パーセント」
めっちゃくっちゃ面白い!大好き!
今週はルームウェア研究と脱毛研究。
ジェラート・ピケ出るかなーと思ってたら、思いっきり名前出てきました。
売ってるサイトはUSAGIじゃなくてHITSUJIになってましたがw

ジェラート・ピケ。
私も持ってますが、一式とオールインワン買ったら30k近くぶっ飛びましたよね。
ハハッ。
たっけぇ( ;∀;)

でも可愛いのですよおおおおお( *´艸`)
買ったのはバレンタイン限定のやつなので、さすがに新しいの欲しいなーと思ってたのですが、
これでハケるの更に早くなっちゃうかな……
限定オールインワンも店頭在庫なかなかなくてネット予約で買ったんですよね。
こまめにチェックしないとなー。

さて。

GEはやってもやってもレシピが出ず、素材ばっかり溜まりまくる日々で、さすがに辟易してます。
素材いくらあってもレシピないと作れないんですよ?マツダ?
エアプ?
ねぇマツダ?
エアプなの?
エアプだよね?

素材は、私に出てるっつーことは、他の人にも出てるわけで、まぁ昨今の物価考えたら、売っても雀の涙です。
最近ルレに期待もしなくなってきた。
ああ、はいはい。ですよね。出るわけないですよね、みたいな。
それだと、もうやる意味なくね?って状態になってきてます。
だって本当に出ないもん。

というわけで、最近目に見えて稼働時間減ってます。
やってはいますがね。

そんな中、買ってきた文庫本がすごく面白くて、買ってきたその日に一気に読んでしまって、気づいたら日付変わってました。

買ってきた文庫本というのは「恋の蛍 山崎富栄と太宰治」(松本 侑子 (著)/光文社文庫刊)
いやー素晴らしかったです。
すごいね、小説家さんって(今更感な感想)
いや、すごかった。ブラボーでした。

私は、太宰作品はお恥ずかしいことに、「人間失格」と「走れメロス」くらいしか読んだことがありません(チーン)

「人間失格」は、何で読んでみようと思ったか忘れましたけど、読んだ後すごい消耗しまして。
長くないし、読みやすかったんですけども。
主人公を受け入れられないと思いつつ、その闇の部分に、私もこういうとこあるな……と共感出来ちゃって、
えぐられるというか、それ私ちょっと隠しておきたいんです、気づきたくないんです、やめてください。みたいな。

次はこれ読みたい!という気持ちになれず、
でも、太宰治という人物には興味がわいて、太宰自身の生涯を調べたりはしてました。
芥川龍之介好きすぎて、ノートに名前書きまくってたのを公開とかは、やめたげてよぉおお!って思いました。
誰にでもあるでしょう、好きな人の名前ノートに書く時代はさ!
え?ない?
あるはずです。あるはずですよ。

前述のとおり、作品を読んだことがほぼないので、私生活面の女性への接し方で思ったことになりますが、
太宰さんね、率直に言うと、思いっきり「ダメ男」の部類だと思います。

奥さんいるのによそに子供作る、それとは別の女性に「死ぬ気で恋愛してみないか」なんてこと言っちゃう、
子供作った女性が会いにくればシカト、愛人と心中するのに遺書に奥様を一番愛していたと書くetcetc…
女を本気にさせて、破滅させる男。
誤解を恐れず言うと、クズ。

でも、実際出会ってしまったら、私も好きになると思います。
顔が特別好みとかでもないんですけど、多分好きになる(どや顔)

GWに実家帰ったときに、弟に「お前絶対結婚詐欺引っかかるタイプだわ」と
猛烈で痛烈な批判を受けましたけど(さすが身内、容赦ねぇ)
なんというのか、何一つ尊敬出来るところのないダメ人間はノーサンキューですが、
人より秀でてる部分、尊敬出来る部分、愛嬌はあれどダメ男、弱いところを思いっきり見せる男には、弱いです。
太宰は多分これ。

太宰は最後、「死ぬ気で恋愛してみないか」と恋愛関係になった、美容師の山崎富栄さんと一緒に、
玉川上水に入水して帰らぬ人となるわけですが、
この度読んだのは、この心中相手となった「山崎富栄さん」にスポットを当てた、評伝小説です。

生まれからその死までを、これ作者の方、ものすごい取材されたんだと思いますが、
膨大な資料を元に綴られています。

実際の2人を知る方、太宰の担当をした編集者(玉川上水から遺体引き上げもした)の方が、
執筆前にご存命だったんだそうですが、そういう方々から実際伺った話もちょこちょこ合間に挟まります。
太宰が生きていたのは、最近のことなんだなぁと。
生涯調べたので分かってはいましたけど、でも、太宰と話したことがある方が最近までご存命だったというのは
改めて文章で目にすると驚きますね。

不倫からの心中だったこともあって、後年あることないこと書かれ、その実像が捻じ曲げられた富栄さん。
名前は知ってる人も多いでしょうが、その実像は不確かなものとして伝わってたようです。
確かに私も最初、富栄さんに毒殺された説とか、引きずられて嫌々心中させられた説を目にしたような記憶があります。

太宰の奥様と娘さんは沈黙していたそうですが、周り(文壇の人たちとか)が一斉攻撃したようで。
引き上げられた遺体の首には縄で絞めた後があったとか(実際はなかった)、
遺留品に小瓶があったばかりに、青酸カリで太宰を毒殺したとか(実際富栄さんが自決用に持ってた背景もあり)、
飲み屋の女だとか、人格否定するようなことまで書かれてしまって、それを遺族の方は抗議もせず、ただ耐えたと。

富栄さんは、実際は美容師さんです。
職業婦人!
お父さまとお母さまが、初めての認可美容学校を経営してらして、
その跡継ぎとして厳格に育てられたんだとか。
おすべらかしも着つけられたし、セットも出来たそうだし、
銀座に美容院は構えるわ、映画のヘアセットもやってたみたいだし。
すごい方だったみたいです。

そして、美人さん。
残ってる写真を見ると、本当に知的な美人さんです。

フィクション混じってる描写だと思いますが、まー、お父さまが素晴らしい方で。
跡取りとして厳しく、甘やかすことなく育てつつ、愛情を注ぎ続けた描写に、涙が出ました。

めいっぱいの愛を注いで育てた娘が、遠く離れた東京で(※ご両親はその時疎開先であったお母さまのご実家のある滋賀に住んでいらっしゃいました)妻子持ちの小説家と行方を絶ったと知った時の心たるや。

行方不明の一報を受け、東京に出向き、捜索から遺体の発見、太宰の葬儀までの文章はもう泣けて泣けて……
こんなに泣いたのいつぶりよ?ってレベルで泣きました。

見つかった遺体は紐で結ばれて、抱きしめあってるような形だったそうですが、
引き上げられてからは引き離され、富栄さんの遺体だけ筵(むしろ)をかけられ、しばらく玉川上水の土手に放置されました。
誰が撮ったのだか、写真が残ってますが、放置されている富栄さんを遠巻きに見物人たちが見ている、異様で悲しい写真。

その泥だらけの筵の下の娘の遺体に、お父さまが傘を差してあげたという描写があります。

水の中から引き上げられたのだから、もう濡れてるんですよ。
でも、もう物言わなくなってしまった娘が、これ以上水に濡れないように、傘を差してあげたと。

あと、富栄さんは一度結婚されてるんですが、かつて結婚式の時にそうしたように、
冷たくなった娘の髪の毛を梳かしてあげる場面もあるのですが、そこまでの流れで泣かない方が無理ってものです。

お父様はかつて美容学校を経営してらっしゃいましたが、戦争で閉校を余儀なくされ、
戦後処理の段階で再興も叶わなくなりました。
富栄さんが結婚された方も勤めていた会社の配置換えで南方に単身赴任となり、
そこで現地招集され、亡くなりました。

富栄さんの人生を狂わせたのは、太宰との出会いではなく、戦争だと思います。

本人は太宰と死ねることを幸せな死に方と遺書に書いているので、狂わせたという書き方は適当ではないかもしれないですが、
お父様は、筵をかけられて土手に放置されてる変わり果てた娘の姿を見て「娘が幸せだったなら良い」なんて決して思わなかったはずで。
太宰と出会わなければ、もしも自分が学校再興の夢を託さなければ、
太宰とのことを打ち明けた娘を許してさえいれば、娘の夫が生きていれば、戦争さえなければ……
沢山のたらればを浮かべたでしょう。
その中の1つでも実現していれば、娘はこんな惨めな死に方をすることなんかなかったと運命に絶望したと思います。

富栄さんは幸せだったでしょうね。
心から愛した人と死出の旅路に一緒に出られたのだから。
奥様でもなく、子供を産んだ別の愛人でもなく、ほかの誰でもない、太宰治と一緒に死ねるのは自分なのだから。
同じ女として分かります。
きっと幸せだったと思います。

でもね、世間的に見たら、惨めです。
きつい言葉ですけど。
奥様のいる人と心中するということは、2人の間に真実の愛があったとしても、本人たちがいくら幸せであったとしても、
世間は婚姻関係を結んでいた奥様に同情するわけで、
富栄さんは人の夫を奪った愛人というレッテルを貼られてしまう。どうしても。
悲しいかな、世間とはそういうものです。
一緒のお墓に入れるわけもないし、残された遺族は後ろ指をさされ続けます。

太宰にはファンもついていたし、世間に向けて影響力のある文章を発信できる文壇仲間もいたわけで、
太宰に心酔した人たちは、太宰の友人たちは、富栄さんを悪人に仕立てることで自分たちの気持ちを落ち着けたのでしょう。

富栄さんのお父様やお母様はじめ、ご遺族が、そんな娘のことを貶める文章などに反論しなかったのは、
世間の目や、奥様や子供さんのことを考えたからのようですが。
不倫は罪ですが、罪を犯した人間があることないこと書かれてしまっても仕方がないとは決して思いません。
思いませんけど、自分が奥様の立場であったら……前述のとおり太宰の奥様は沈黙してたようですが、
自分の夫が愛人と心中したという事実を受け止め、沈黙していられるかは分かりません。
聡明でお強い方だったんですね。

余談ですが、富栄さんのお父様ほど人格者でもなく、ぶっきらぼうな人なので、照れ隠しから突き放す物言いをする人で、
厳しかったですし、学生時代はそりゃもう反発しまくってましたが、ちょっとうちの父と被りました。
学生時代はもう嫌いで仕方なかったですが、年を重ねた今は、
父なりに精一杯愛を注いでくれてたなぁと心の底から理解してます。
きっとね、私が富栄さんと同じ道を辿ったとしたら、富栄さんのお父様と同じような行動をすると思います。
そんなことはさせられない、させたくないですね。
結婚詐欺に引っかかりそうだと弟から太鼓判いただきましたけど。ハハッ。

「一定の年齢になったら、自分がどうしたいかより世間からどう見えるか考える必要がある」
どこかのサイトで目にした言葉が刺さります。
窮屈ですけど、生きてる以上はね、仕方のないことなんですよね。
他の人なんてどうでもいい!世間の目なんてどうでもいい!って言えるところと、
そう言うことが結果開き直りになってしまうところ、区別をして生きていかないといけない。
自分だけが後ろ指さされて終わるならいいですけどね。
たいていはそうならないじゃないですか。
親は何してたんだ、とか、どういう躾したんだ、とか。
本当に、生きるって難しいと思います。

くっそ長くなりましたが、読めてよかったです。
奥様や残されたお父様はじめご遺族のことを考えると、美談としては受け止められませんが、
誤解を招く表現かもしれないけれど、富栄さんが羨ましいと思う気持ちもあります。
「私の大好きな、よわい、やさしい、さびしい神様。」
太宰は肺を病み、喀血までしてましたが、
喉をふさぐその血を、感染を恐れず口移しで吸い出していたそうで……
一緒に死ぬことを幸せな死に方と言えるほど愛せる人に出会えて幸せだったでしょうね。
同じ女として、羨ましいです。
三鷹、行ってみようかな。

とりとめのないまま終わる。

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